“今シーズン最強寒波”ピークに 各地で事故多発 落雪で死者も 被災地では猛吹雪
■復旧業者に毎日弁当を配達「少しでも応援を」
大雪になると困る人は他にも。石川県珠洲市の弁当店。毎日弁当の配達を行っています。 さきちゃん弁当 配達員 巧辰也さん(72) 「行くところは峠の道路が急峻(きゅうしゅん)な所ばかり。なんとか通行できる状態にしてあるという道路ばかりなんで、覚悟していてください」 お昼に間に合わせるため、配達は2時間程度で終わらせる必要があります。注文の多くは、震災の復旧に当たる業者。そのため…。 巧さん 「(Q.すごい傾斜ですね)まだこの辺は序の口。四駆でないと進めない。豪雨災害も重なっているので、崖が崩れたりして、土砂が道路にかぶさって」 配達先に向かう道路はいまだ被害が残ってる場所も多く、細心の注意が必要だといいます。河川の復旧を行う業者や、解体を行う業者に弁当を配達。 解体業者 「ありがとうございます。明日もよろしくお願いします」 「この辺では買い物する所がないので、すべての現場で届けてもらって大変助かっています」 巧さん 「本当に遠い所から、大変な作業を皆さんやっていただいてるんで、少しでも応援ができればいいなと」 能登半島を襲った最強寒波による大雪。輪島市内でも時間の経過とともに勢いは増していき、被災地を雪で覆いつくしました。
■住民は疲労困憊「へとへとです」
世界遺産で知られる白川郷がある岐阜県白川村でも、9日は今シーズン1番の大雪となりました。 去年1月7日に撮影された写真と9日撮影されたものを比較すると、今年は平年の2倍以上の雪が積もっています。 神戸から来たカップル 「めっちゃ雪がすごい。神戸こんなんないんで、すごいです」 思い思いに雪の白川郷を楽しむ観光客たち。しかし、ここに住む人にとっては…。 住民 「観光客にはよろこんでもらっているけど、住んでるほうは大変です。へとへとです」 山形県鶴岡市では、降り続ける大雪の影響でホワイトアウト状態に。 青森市では歩道の脇に積み上げられた雪が人の背丈の2倍ほどに。雪で横断歩道のボタンが埋まってしまった所も。 住民 「他の所で渡るしかなくて、そもそも手が届かなくて押せなくなってしまっているんで、ちょっとどうにかしてほしい」