高級干し柿「堂上蜂屋柿」最盛期迎える 贈答用に人気、12月1日より注文受付
美濃加茂市特産の高級干し柿「堂上蜂屋柿」の生産が最盛期を迎えた。同市蜂屋町中蜂屋のJAめぐみのの加工所では、天日干し作業が行われ、じっくりと甘みを増している。 堂上蜂屋柿は、60グラム以上という大きさに鮮やかな色、ジャムやようかん並みの65度以上の糖度が特長。平安時代から時の権力者に献上され、現在も贈答用として人気がある。56戸が約10ヘクタールで柿を栽培し、手作業で皮をむいた後、天日と寒風にさらして4分の1の重さになるまで乾燥させる。 今年は夏の猛暑の影響で色付きは遅かったが大玉傾向といい、例年並みの約4万5千個の出荷を見込む。初出荷は12月18日の予定。 12月1日からインターネットショップ「JAめぐみのマルシェ」か電話で注文を受け付ける。最上級品「誉(ほまれ)」(10個入り2万1600円)の年内発送分約60箱は、毎年初日に売約済みとなるという。
岐阜新聞社