生後3週間の娘を床に落とし重傷、容疑の警察官の男「泣き声にイライラした」…重体で予断許さず
生後約3週間の長女を床に落とし重傷を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕された千葉県警の警察官の男(25)(千葉市)が、県警の調べに「泣き声にイライラして娘を床に落とした」と供述していることが分かった。長女は現在も重体で予断を許さない状態だという。
県警捜査1課や松戸市消防局によると、男から23日午前8時40分頃、「娘がうなり声を上げ、目の焦点が合わない」と119番があった。長女は病院に搬送されたが、全身にけいれんを起こし、意識がはっきりしていなかった。搬送先の病院から「虐待の疑いがある」と相談を受けた千葉市西部児童相談所が24日、県警に情報提供した。
県警は28日、船橋署地域課巡査の男を傷害容疑で逮捕した。男は23日午前1時半頃、県内の親類宅で長女を床に落とすなどの暴行を加え、頭蓋骨骨折や急性硬膜下血腫などの重傷を負わせた疑いがある。調べに対し、容疑を認めているという。同署の鏑木秀樹署長は「署員が逮捕されたことは極めて遺憾。署員への指導、教養を徹底してまいりたい」とのコメントを発表した。
県警は29日、男を同容疑で千葉地検に送検した。