ムゼッティが苦闘の末に2年連続となるベスト8進出「お互いに最後まで戦った」 [ATPシュツットガルト/テニス]
ムゼッティが苦闘の末に2年連続となるベスト8進出「お互いに最後まで戦った」 [ATPシュツットガルト/テニス]
ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月10~16日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第5シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がドミニク・コプファー(ドイツ)に6-7(9) 7-6(5) 6-3で逆転勝利をおさめて2年連続となるベスト8進出を決めた。 ~ボス・オープンで2年連続となる8強入りを決めた第5シードのムゼッティ選手~ すべてサービスキープで進んだ最初の2セットをタイブレークの末に分け合ったあとムゼッティは第3セット3-1から3-3に追いつかれたが、第8ゲームで2度目のブレークに成功して2時間47分で振りきった。 タイブレークでの2本を含む合計5つのセットポイントを凌いで第1セットを先取したコプファーは第2セットのタイブレークで5-3として勝利目前まで迫ったが、続く4ポイントを連取して試合を振り出しに戻したムゼッティが第3セットで15本のウィナーを決めて勝利をもぎ取った。 「本当に厳しい試合だった。僕たちは2時間半に渡って素晴らしいテニスを披露した。ドミニクは本当にいいプレーをしていた」とムゼッティは試合後のオンコートインタビューで語った。 「お互いに最後まで戦ったし、自分自身を誇りに思う」 ムゼッティは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したハマド・メジェドビッチ(セルビア)を6-1 7-6(4)で破って勝ち上がった第3シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ブブリクはこの試合が今季のグラスコート初戦だった。 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第4シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)がヤニック・ハンフマン(ドイツ)に7-5 7-6(5)で競り勝ち、第6シードのジャック・ドレイパー(イギリス)はマルコス・ギロン(アメリカ)を6-4 3-6 6-3で倒し、勝ち上がった両者が準々決勝で対決することになった。
テニスマガジン編集部
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