全国から2万人の“めがねファン”集結! めがねフレーム国内シェア9割以上“めがねのまち”福井県鯖江市の「めがねフェス」とは? 若者の移住者も増加する「鯖江市」の魅力を紹介
本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Skyrocket Company」(毎週月曜~木曜17:00~20:00)。9月12日(木)放送のコーナー「スカロケ移住推進部」では、地域とのつながり方を提案する雑誌「TURNS(ターンズ)」プロデューサーの堀口正裕さんをゲストに迎えて、「福井県鯖江市」の魅力を特集。
さらにこの日は、「福井県眼鏡協会」協会員で、「株式会社乾レンズ」常務の諸井晴彦さんをスタジオに迎えて「鯖江市の魅力」を伺いました。
◆若者の移住者が増えている「鯖江市」の魅力とは?
鯖江市といえば、“めがねのまち”として有名。「世界三大産地のひとつ」と言われるほど「めがね産業」が盛んなまちで、めがねフレームの国内シェア95%を占めています。 そんな鯖江市では、9月21日(土)、22日(日・祝)の2日間にわたって、“めがね好き”のための、“めがねづくし”のめがねの祭典「めがねフェス2024」が開催されます。例年、全国からおよそ2万人が集うビッグイベントとなっています。 鯖江市は、めがねのほかにも、河和田(かわだ)の越前漆器や繊維などの産業でも知られる“ものづくりのまち”とあって、堀口さんは「それを目的に移り住む若者がとても増えているまちなんです!」と解説。 この日のゲスト、諸井さんも鯖江市に移住したひとりです。移住前は大阪で自動車業界に従事していましたが、30歳のときに移住とともに、めがね業界に転職。まったく異なる業種に飛び込んだきっかけについて、「たまたま僕の妻の父が、めがねに関する会社を経営していたんです」と諸井さん。現在は、1953年(昭和28年)創業のサングラスレンズ専門メーカー「乾レンズ」の鯖江支店を任されています。 諸井さんは、めがね産業、ものづくりの仕事に携わって気付いたことがあると言い、「めがねに関わる企業は素晴らしい技術を持っているのに、自分たちの技術を消費者目線でプレゼンできる力が足りないなと感じていました」と語ります。 そこで、そうした課題を解消すべく「めがね業界15社ぐらいの仲間たちと『鯖江ギフト組』という、いわゆる部品メーカーが消費者のために直接商品を企画して販売するというグループを作ったんです。(立ち上げ当初は)デザインやパッケージ、マーケティング、値付けも何も分からないところからスタートして、今では、弊社も含めて各社、経営の柱のひとつになっている会社がたくさん出てきています」と手応えを語ります。 さらには、「ものづくりの仲間たちと一緒に、お互いの状況などを聞きながら、同じ目標に向かって進むことができたのは貴重な体験につながったと思います」とも。 堀口さんから「鯖江市のどんなところに魅力を感じていますか?」との質問に諸井さんは真っ先に、鯖江市の人たちの“人柄”を挙げつつ「仕事に対して一途なところや、地域、そして自分のものづくりにプライドを持っていて、意識が高い人が多いと感じています」と話します。