《苦手な司会者ランキング》3位太田、2位宮根を引き離して悪評集めた断トツ1位は「高圧的な感じ」
“BIG3”の中で、79歳と最年長であるタモリは、ランキング圏外だった。 「人気番組だったNHKの『ブラタモリ』を卒業し、現在のレギュラー番組はテレビ朝日系の『ミュージックステーション』1本。たけしさんやさんまさんと違い、タモリさんは年齢とともに少しずつ仕事を整理しています。セミリタイアのような形ですが、こういう方は逆に、視聴者から惜しまれるのでしょう」 第5位は、テレビ・ラジオ合わせて6本のレギュラー番組を持つ中居正広。 「どんなときも自分中心」(福岡県・女性・65歳) 「ゲストへのリスペクトがない」(東京都・男性・45歳) と、50歳を過ぎてなお、ヤンキー兄ちゃんみあふれるキャラが敬遠された理由のよう。 「個人的に印象に残っているのは、10年以上前のフジテレビ系深夜番組『うもれびと』でのMCぶり。カッコつけず、賢いふりもせず、彼らしさがすごく出ていたんです。 テレビ朝日系の『中居正広の土曜日な会』もそうですけど、彼に限らず、旧ジャニーズにニュース番組のキャスターなんて絶対やらせちゃダメ(笑)。エンターテインメントに徹していれば、こんなに嫌われることもないと思うんですけどね」 第4位は、関西の視聴率女王、上沼恵美子。人気番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ系)、『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(朝日放送系)が相次いで終了したが、今も関西では根強い人気を誇る。 「いじわるおばさん。不愉快」(東京都・女性・58歳) 「品がない」(東京都・男性・63歳) 特に関東で不人気の様子。 「子どものころ、NHKの『バラエティー生活笑百科』で、実家が大阪城だとほらを吹く上沼さんに大いに笑いました(笑) 関東と関西で温度差はあるでしょうが、やはり彼女の評価は関西人に任せるべき。女芸人として尊敬に値する人ですし、私は好きだけどなぁ」
ワーストランキング、トップ3の面々は?
3位にランクインしたのは、爆笑問題の太田光。 「上から目線の発言がイラつく」(神奈川県・男性・49歳) 「場の空気を読まず、共演者もあきれぎみ」(大阪府・男性・56歳) と、意外にも男性からの不支持票が多いよう。 「印象的だったのはやはり、'21年のTBS選挙特番でのMCぶり。彼は決して上から目線ではなく、ただ自分の意見を言っているだけなんですよ」 当時81歳だった二階俊博幹事長に「いつまで政治家を続けるつもりですか」などと質問。太田の数々の発言が無礼だと、SNSで大炎上した。 今年も同番組のMCを務めた太田だが、当時とは打って変わり、石破首相に礼儀正しく接する姿がネットで大騒ぎに。 「自分の意見を言うだけで“上から目線”とされちゃうのが令和の時代。でも、太田さんのように政治を語り、政治に文句を言える芸人は絶対に必要。 今、この役割ができるのは彼くらいで、ひとり背負わされている感もあります。そもそも、政治的な発言をタブーとするテレビ局がいちばんの問題だと思いますけどね」 第2位は『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)でおなじみ、キャスターの宮根誠司。 「人の話を遮るところが不快」(愛知県・女性・54歳) 「不倫、隠し子、離婚など自分のことを棚に上げてすごく偉そう」(大阪府・女性・59歳) と、10年以上前に発覚した隠し子騒動をまだ視聴者は忘れていなかった……。 「'07年に『ミヤネ屋』の全国放送が始まったころは、関西から刺客が現れた!と大変な話題になりましたよね。それが隠し子騒動で一気に失速してしまった印象です」 '12年に週刊誌が、16歳年下の不倫相手との間に生まれた隠し子の存在をスクープ。宮根は報道を認め、謝罪した。 「今やテレビ番組の司会は、フリーになった“元局アナ”だらけ。以前はみのもんたさんのように強烈なキャラクターもいて、宮根さんは唯一、その流れを受け継ぐ人でしょう。 彼のように個性の強い人が活躍できた時代はもう終焉(しゅうえん)を迎え、あとに残るのは品行方正で、賢く、耳心地のいいことしか言わないフリーアナたちだけ。 炎上を嫌う今の時代は重宝されますが、もはやAIと変わらない。いっそのことアバターにMCをさせればギャラも発生せず、テレビ局にとって好都合では」