レッドブルF1のホーナー代表、角田裕毅を賞賛。一方リカルド立ち直りを期待「チームメイトが素晴らしい成績……プレッシャーは当然だ」|F1日本GP
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、F1日本GPで10位入賞を果たした角田裕毅を賞賛。一方そのチームメイトであり、苦戦が続いているダニエル・リカルドについては、復活を期待すると語った。 【動画】リカルド&アルボン、日本GP1周目に散る! レッドブルは2024年のF1第4戦日本GPで、予選ではフロントロウを独占。決勝でも1-2フィニッシュを果たし、まさに最高の形でレースをまとめあげた。また、パートナーであるホンダのF1参戦60周年の年に、そのお膝元の日本GPでこれ以上ない結果を届けた。 またこのレースでは、レッドブルの姉妹チームであるRBの角田裕毅も10位に入賞した。今季はトップ5チームが下位5チームにパフォーマンス面で差をつけているという状況。そんな中でRBをはじめ下位5チームがポイント圏内に加わるのは至難の業だ。しかし角田はこれで2選連続入賞。しかも3戦連続で予選Q3進出を果たしており、その評価は鰻登りに上がっている。 ホーナー代表はその角田について、次のように評価した。 「ユウキはとても良い仕事をした」 そうホーナー代表は語った。 「日本GPで日本人が入賞するのは、12年ぶりのこと。これは彼にとってもホンダにとっても、素晴らしいことだ。もちろん、RBにとっても良いことだね」 一方で角田のチームメイトのダニエル・リカルドは、苦戦が続いている。今回の日本GPでは、スタート直後にクラッシュ。厳しい状況から抜け出せずにいる。 これについてホーナー代表は、次のように語った。 「(日本GPのクラッシュについては)リプレイを1回見ただけだ。しかしダニエルが左側を見た時に、アレックス(アルボン/ウイリアムズ)が右側にいた。一種のレーシングインシデントだと思う」 「危険な場所だったが、幸いにもふたりとも無事だった。そして私の意見では、どちらに責任があるのかを明確にするのは難しい」 「彼は大人だ。十分な経験を積んでいるから、物事がどう機能するのかということを理解している」 ホーナー代表は、一度しっかりとした成績を残すことができれば、リカルドは立ち直ることができるはずだと語る。 「私は、ただ結果を手にすればいいだけだと思う。そうすれば、またあの笑顔が戻ってくるはずだ」 「彼のチームメイトは、素晴らしいパフォーマンスを見せている。そのことは、当然彼にプレッシャーをかけることになるだろう。でも、彼は以前にもそういう立場に立たされたことがある」 「きっと、彼は立ち直ってくれると思うよ」
田中健一, Jonathan Noble