温泉施設の浴槽から基準値超えるレジオネラ菌検出 玉名市の「草枕温泉てんすい」
KKT熊本県民テレビ
玉名市天水町にある温泉施設「草枕温泉てんすい」の温泉施設の浴槽から基準値を上回るレジオネラ菌が検出されました。温泉施設は、安全性が確認できるまで営業を休止しています。
玉名市によりますと、有明保健所管内で報告されたレジオネラ症の患者が10月にこの温泉施設を利用していたことから、11月2日に保健所が水質検査を行いました。その結果、内風呂や露天風呂の排水溝など、複数の場所から基準値を上回るレジオネラ菌が検出されました。 保健所によりますと、レジオネラ菌の潜伏期間は最大18日間で、発症すると熱やせきなどの症状がみられるということです。
「草枕温泉てんすい」は1日あたり700人ほどが利用していて、「体調に異常がある人は施設に連絡するとともに、医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。温泉施設については、浴槽の消毒などをした上で、安全性が確認できるまでは営業を休止するとしています。一方、物産館やキャンプ場などは、通常営業しているということです。