十両朝紅龍が合宿で朝乃山に2勝3敗 地元市民盛り上げ「来年は幕内で帰ってきます」
大相撲の十両朝紅龍(25=高砂)が22日、茨城・下妻市の大宝八幡宮で始まった部屋の合宿で、集まった地元市民を盛り上げた。申し合いでは小結朝乃山に2勝3敗と食らいつくなど、計14番で8勝6敗。朝乃山を破ると、地元市民から「オーッ」という歓声と拍手が起きた。名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)で、幕下最下位格付け出し初土俵を予定している、弟の石崎とも激しい稽古を展開。弟とは4番とって3勝1敗と、兄の意地を見せた。 稽古後は、地元の子ども相手の相撲で会場を沸かせた。上半身は裸、下半身は短パンという2人の子どもを相手に、笑いを誘った。短パンをつかんで宙に浮いた状態で同時に振り回したり、両腕で力こぶをつくって押させてもビクともしなかったり、大盛り上がりだった。朝紅龍は「去年来た時は幕下。その時に『来年は白まわし(関取)で戻ってきます』と言って、その通りになった。今年は『来年は幕内で帰ってきます』と言いました。その通りになるように頑張ります」と、充実した表情で話した。