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（ブルームバーグ）： ＵＳスチールは、日本製鉄による141億ドル（約２兆1620億円）の買収完了時期の見通しを７－12月（下期）に先送りした。

ＵＳスチールが２日発表した四半期決算発表資料で明らかになった。従来は４－６月（第２四半期）か７ー９月（第３四半期）に完了するとの見通しを示していた。

ＵＳスチールは、先月に株主が買収を承認した後、同社が取引の完了に向けて引き続き前進していると指摘。その上で、両社が米国の反トラスト法（独占禁止法）審査に関連し、司法省からの追加情報要請への対応に取り組んでいると説明した。

ＵＳスチールの４ー６月期の調整後ＥＢＩＴＤＡ（利払い・税引き・償却前利益）見通しは４億2500万－４億7500万ドルと、アナリスト予想平均（５億3120万ドル）を下回った。１－３月（第１四半期）の調整後１株利益は82セント（市場予想80セント）、純売上高は41億6000万ドル（同42億2000万ドル）だった。

日本製鉄も３日、買収実行の予定時期を変更すると発表。米司法省から情報や資料の第２次請求を受け、買収の実行に必要な関係当局の承認などの取得時期を改めて精査したという。「引き続き関係当局の審査に全面的に協力し、強い決意で本買収を完了させていく」とした。時期の変更による日鉄の業績への影響はないという。

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原題：US Steel Pushes Back Date to Seal Transaction With Nippon Steel、U.S. Steel 2Q Adj. Ebitda Forecast Misses Estimates: Snapshot （抜粋）

--取材協力：Guillermo Molero.

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