古巣相手に一発!NYに愛されたゴジラ【松井秀喜 MLBベスト本塁打②】
ドジャースの大谷翔平(29)が2024年4月12日(日本時間13日)に本拠地・パドレス戦に2番・DHで先発出場し、松井秀喜氏の持つ日本人最多記録のメジャー通算175本に並ぶ175本目となるホームランを放った。 【動画】大谷翔平は道具も異次元だった!元メジャーリーガーが驚愕スペックを熱弁 日本人メジャーリーガー通算最多本塁打175本を記録した大谷翔平と松井秀喜。 稀有なパワーを持つ日本人スラッガー2人がメジャーで放った本塁打の中でも特に印象深いものをセレクト。その偉大な功績とともに振り返ってみたい。
松井秀喜ベスト本塁打②
<2010年4月15日 ヤンキース戦> ※日付は現地時間でのもの ヤンキース在籍7年間で140本塁打、2009年のワールドシリーズでもチームを世界一へと導く本塁打を放ちMVPに選ばれた松井秀喜。 それだけにシーズンオフにFAとなった際はニューヨークのファンからは惜しまれたが、すぐに新天地ロサンゼルス・エンゼルスと契約。 伝統のピンストライプから真っ赤なユニフォームに替わった松井は心機一転、2010年のシーズンに臨んだ。 そうして迎えた2010年のシーズン開幕戦。松井はこの試合でも本塁打を放つなど好調なスタートを切ると、4月13日には古巣ヤンキースとの初対決に。 この試合の前に行われたワールドシリーズ優勝記念リングの贈呈式では観客からスタンディングオベーションで迎えられ、かつての同僚が一斉に松井に駆け寄って熱い抱擁を交わす場面も見られた。 その2日後、ジャッキー・ロビンソンデーとなったこの日の2回表に松井はヤンキー・スタジアムのセンターやや右寄りに飛び込む本塁打を放ったが…… 相手チームの選手の本塁打だったにもかかわらず、ヤンキースファンはダイヤモンドを周回する松井に対して惜しみない拍手と歓声を送り、松井にエールを送った。 前年のワールドシリーズでヤンキースを世界一へと導いたかつての仲間に対しての暖かい拍手に包まれた松井はこれで気持ちが乗ったのか、この年は打率.274、21本塁打、84打点を記録。OPS.820はチームトップという成績を残した。
テレビ東京スポーツ