DeNAが5連勝 梶原昂希が4号ソロなど2安打 一回にはビッグイニングの火付け役に
(セ・リーグ、DeNA6-1広島、21回戦、広島13勝8敗、4日、横浜)閃光(せんこう)のような当たりが、右翼ポール際に突き刺さった。DeNAのリードオフマンを担う梶原昂希外野手(24)が、自慢の長打力を見せつける4号ソロ。5-1の二回に高めに浮いた初球のスライダーを仕留め「1打席目から良い形で打つことができたので積極的にいきました」と笑みを浮かべた。 【写真】モデルとしてデニムの商品を着用しポーズをとるDeNA・オースティン。ネットで話題に その言葉通り、一回から役割を果たした。カウント1-2からカーブを逆方向の左前へ運び、続く蝦名の三塁線を破る適時二塁打で一気に一塁から生還。一挙5点を先行する猛攻の火付け役となった。 36安打を放った8月に打率・360を記録し、1番として目覚ましい活躍を見せた。189センチの左打者は高めに苦手意識があり、それを克服するために上からボールをたたくスイング軌道をティー打撃で体に染みこませている。 石井チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチと励むティー打撃では「ネットの下の境目に打ち込むぐらいの意識」で球をはじき返し、この日も試合前練習でルーティンの一つとする「8の字スイング」で軌道を確認した。 二回の一発の打球角度は23度。高めの球を上からたたいた弾丸ライナーには、地道な練習の成果が表れていた。これでチームは5連勝。逆転CS進出へどこまでも食らいついて行く。