池の上でジップライン 太閤山ランドで来春整備、富山県内3公園事業者決定
富山県は16日、四つの県立都市公園の魅力向上を目的に「パークPFI」で事業者を募った結果、常願寺川(立山町)、五福(富山市)、太閤山ランド(射水市)の3公園の設置予定者が決まったと発表した。太閤山ランドは北陸園芸(石川県)がアクティビティ施設の整備を担い、池の上を飛ぶジップラインやつり橋を造る。来春の完成を目指す。岩瀬スポーツ公園(富山市)は応募者がいなかった。 パークPFIは、公園内で収益施設の整備・運営を担う民間事業者を公募で選定する制度。 常願寺川公園は、県内外の8企業・団体で構成する特定目的会社(SPC)の「常願寺 Riverside BBQグループ」(代表企業・久郷一樹園)が担い、バーベキュー施設を核としたにぎわいづくりに取り組む。五福公園は大和リース富山支店(富山市)に決定。カフェを誘致し、市街地に近くアクセスが良いにもかかわらず、くつろげる場所が少ないという課題の解消につなげる。
岩瀬スポーツ公園は飲食店やアーバンスポーツ施設を必須条件に公募したが、応募がなく、今後理由を分析した上で対応を考える。