「何とかしなくては」水中メガネとハンマー手に“とっさの判断” 漁港に転落、沈む車から女性を救出
漁港に転落、水没した軽トラックから運転していた女性を救出した男性が高知県安芸市から表彰されました。水中メガネとハンマーを持って飛び込んだ、とっさの判断です。 【写真を見る】「何とかしなくては」水中メガネとハンマー手に“とっさの判断” 漁港に転落、沈む車から女性を救出 安芸市から感謝状を受け取ったのは中村豊文(なかむら・とよふみ)さん(52)です。2024年4月5日の朝、運転を誤って安芸漁港内に転落、水没した軽トラックから女性を助け出し、横山幾夫(よこやま・いくお)市長から感謝状が贈られました。 事故当日、中村さんは漁港で仕事の準備をしていました。突然、悲鳴が聞こえて振り向くと軽トラックが海面に。沈んでいく様子を見て「何とかしなくては」と思い、とっさに自分の車から水中メガネとハンマーを取り、海に飛び込みました。 (中村豊文さん) 「ビックリですよね、表現で言ったら。沈んできてたので何とかせないかんと準備して飛び込んだだけなので」 泥で視界が悪い、海中。沈んだ軽トラックの窓ガラスを割って中村さんは見事、女性を救助しました。恐怖はなかったといいます。 (中村豊文さん) 「状況はわかってるので、怖さは全くないですけど、助けられるかどうかだけですね。それだけしか考えてなかった。やっぱり後遺症なく(落ちた)方が回復されたことが一番やと思います。それで初めて成功だと思っています。飛び込んだこと自体はえらいことじゃないと思ってますので」 消防によりますと救出された女性はその後、安芸市内の病院に搬送され現在は回復しているということです。
テレビ高知
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