【Krush】ゴンナパーがダウン奪う勝利、白熱の綱引きマッチはK-1軍の3勝1敗に!
Krush実行委員会 格闘技イベント『Krush.160』 2024年4月28日(日)東京・後楽園ホール ▼第8試合K-1×Krush スーパー・ライト級4対4マッチ/3分3R・延長1R 〇ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム) 判定3-0 ※30-26、29-27×2 ●塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ) 【フォト】塚本が二度目のダウン! K-1vs.Krushの4対4マッチは、試合当日の18時から会場にて実施。リングの上にシートで覆われた4本の綱が並び、それぞれ4対4に分かれて向かい合う形で一本ずつ選択し、その場で対戦の組み合わせが決定。抽選の結果、ゴンナパー・ウィラサクレックvs.塚本拓真、林健太vs.稲垣柊、佐々木大蔵vs.寺島輝、ジン・シジュンvs.FUMIYAとなった。ゴンナパーを引き当てた塚本は喜び、林と稲垣の組み合わせで会場がどよめいた。 K-1側のゴンナパーは2010年11月の初来日から、日本人トップ選手を次々と撃破した強豪。“日本人キラー”として名を馳せ、22年は4月に鈴木翔也、6月には『THE MATCH 2022』で白鳥大珠、8月に岩崎悠斗と3連続KO勝ち。今回は約1年半ぶりの試合となる。 Krush側の塚本は、第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-65kg優勝者。21年11月の川島康佑戦で判定勝ちを収めると5連勝。2連敗の後、今年1月に近藤魁成を下して再起した。 1R、サウスポー構えのゴンナパーはパンチからハイキックを放ち、いきなり危険シーン。塚本は右ミドルキックを連発、右をヒットして前へ出るも右を被弾して劣勢に。さらにゴンナパーの左ストレートが入り、塚本がダウン。立ち上がった塚本に、ゴンナパーが左ストレートを入れて二度目のダウンを奪う。ゴンナパーはパンチ連打するも、KOを逃してしまった。 2R、ゴンナパーはパンチで攻めるも、塚本はミドルキックをボディへ。少し疲れの見えるゴンナパーに塚本が逆襲、ミドルキック、パンチが入り始めて会場が盛り上がる。ゴンナパーもミドルキックを返すが、塚本のヒザ蹴りが襲い掛かる。塚本の逆転への機運が高まるも、ゴンナパーはうまさを見せてかわした。 3R、塚本はミドルキック、ヒザ蹴りと猛攻を見せる。ゴンナパーは守勢に回りながら、蹴りを返す。それでも塚本は前へ出てパンチを連打。よもやの予感もありつつ、ゴンナパーが塚本の軸足を蹴って体勢を崩させる。最後まで塚本は攻めるも、タイムアップ。ダウンを2回喫している塚本が判定負けを喫し、号泣した。 勝利したゴンナパーは、「今日はありがとうございます。今後もしっかりと自分の仕事をしたいと思います」と挨拶した。 なお、第7試合では元K-1ライト級王者・林健太(FLYSKY GYM/Tmile Gym)が現Krushスーパー・ライト級王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)に判定で破れるも、第6試合と第5試合では、それぞれK-1側の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルズ)がKO勝利。 K-1が対抗戦4試合のうち3試合を制して勝ち越した。