「とにかくイケてる」サルゴリラの赤羽と児玉が愛する映画(1)魅力的なキャラが目白押し…アメリカ映画の大傑作
各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた」映画を語ってもらうインタビュー企画。今回登場するのは『キングオブコント2023』(TBS系)のチャンピオンであるお笑いコンビ・サルゴリラの赤羽健壱さんと児玉智洋さん。幼少期から仲の良い2人に、大好きな5本の映画についてたっぷりとお聞きした。第1回。(文・ZAKKY)
『パルプ・フィクション』(1994)
―――先にお聞きしたリストにて、お2人共に本作を挙げられていました。こちらは公開当時、2人で一緒に観に行ったのでしょうか? 赤羽健壱(以下、赤羽)「いや、一緒には行ってないです。でも、なんかおもろい映画だということを、公開後に共有した内の1本でしたね。内容が全部わかっているんで、僕は今でも寝る前や、新幹線で移動中などに睡眠導入剤みたいな感覚でよく流してます」 ―――特にお好きなシーンはありますか? 赤羽「ジュールス・ウィンフィールド(サミュエル・L・ジャクソン)が、ハンバーガーを食べるシーンがめちゃくちゃ好きなんです。あれを見る度にハンバーガー食べたくなっちゃいますね(笑)」 児玉智洋(以下、児玉)「ハンバーガー食べながら指を舐める仕草が、とにかくイケてるんですよ。アメリカの映画のカッコいいキャラって、大体、ハンバーガー、食べていませんか?(笑)」 ―――そうかもしれません(笑)。 児玉「あと、ジュールスが車の中で、ターゲットの部屋に向かう途中、ヨーロッパ旅行の話をしたり、どうでもいいことを延々と話しているところも好きです。目的地に着いても『まだ少し早い』と言って、エレベーターホールまで引き返したり、人を殺しに行くのに、どこか日常的な雰囲気が漂っているのがたまりません。あと、レストランでステーキとバニラシェイクを注文するシーンも、とても印象的でお気に入りです」 ―――すべてがスタイリッシュですよね。 児玉「後半のバーのシーンで、主人公のヴィンセント・ベガ(ジョン・トラボルタ)が、スラング的な意味で指で四角を描くんですが、そのスクエアがCGで描写されるんです。急にCG表現を使いだす突拍子のなさも好きなポイントです」 赤羽「ああ、あそこね」 児玉「死体の掃除屋である、ザ・ウルフ(ハーヴェイ・カイテル)も好きですね。立ち振る舞いや行動が的確で、闇の掃除屋としてのプロフェッショナル感にシビれました」 (文・ZAKKY)
ZAKKY