川崎F、9月に退団のFWゴミスの現役引退を発表「日本でのすばらしい経験を最後に…」
川崎フロンターレは11日、9月に同クラブを退団した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスが現役を引退したことを発表した。 1985年8月6日生まれのゴミスは現在39歳で、サンテティエンヌのトップチームでキャリアをスタートさせた。トロワへの期限付き移籍を挟み、2009年夏にはリヨンへ完全移籍加入。リヨンでは計5シーズンにわたってプレーし、公式戦244試合の出場で95ゴールを挙げた。 その後はスウォンジーやマルセイユなどでもプレーし、ガラタサライ在籍時にはスュペル・リグ(トルコ1部)で得点王に輝き、DF長友佑都(現:FC東京)とともにスュペル・リグ優勝を経験。アル・ヒラル在籍時にもサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)で得点王に輝いたほか、2度のAFCチャンピオンズリーグ優勝の立役者にもなった。 そして、2023年8月に川崎フロンターレに加入。同年は公式戦9試合の出場で無得点に終わると、今シーズンも2024明治安田J1リーグ第13節の北海道コンサドーレ札幌戦でハットトリックを達成したものの、それ以降は得点することができず。ベンチ外となる状態も続き、今年9月24日に双方合意の上で契約を解除し、クラブを退団することが発表されていた。なお、川崎Fでは公式戦通算24試合出場で3ゴールを記録した。 また、サンテティエンヌ在籍時の2008年5月にはフランス代表デビューも飾り、デビュー戦となった国際親善試合のエクアドル代表戦では2ゴールを挙げたゴミス。主要大会ではEURO2008の出場経験があり、フランス代表通算では12試合の出場で3ゴールを記録した。 そんなゴミスは川崎Fを退団して以降、フリーとなっていたが、現役引退をすることを決断。川崎Fのクラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントを発表している。 「残念ながら約束した通りに(ルヴァンカップ決勝のために)日本に戻ることはできませんでしたが、日本でのすばらしい経験を最後に、私はサッカー選手として引退することを決意しました。この決断が私にとっても、私の家族にとってもベストな選択であると信じています。いつも私をサポートしていただき、ありがとうございました。あなたたちのことは私の心にいつまでも残り続けるでしょうし、きっとまた会える日が来ると思っています。心から愛しています。また会いましょう! ありがとうございました」
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