国の特別天然記念物 全道でタンチョウの個体数調査
国の特別天然記念物・タンチョウ道内できょう一斉に、個体数の調査が行われました。 「北海道の鳥」で絶滅危惧種でもあるタンチョウの分布や生息数の把握などを目的に、道は毎年12月と1月に道内各地で個体数を調査しています。きょうは道内47市町村で関係機関の職員や地元の小・中学生らが調査にあたりました。このうち、給餌場としても知られる道東の鶴居村・鶴見台では地元の中学生を含む6人がタンチョウを数えました。 調査に参加した中学生は「最終的には50羽いました。木の裏に隠れていたりしたからすごい大変だったけれどちゃんと数えられたと思います」「普段当たり前に見るタンチョウ、数えるとやっぱり多いんだと思いました」と話していました。 タンチョウをめぐっては今季、道東の標茶町などで回収された2羽の死骸から、致死率の高い高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、道などが警戒を強めています。きょうの調査結果は来年1月上旬に公表予定です。