迷いクジラ「淀ちゃん」処理費“倍増”に疑惑・・・業者との交渉記録を入手 「ええ加減にせえよ」“担当外”の課長が何度も金額引き上げを迫る様子
渦中の大阪港湾局は先週、大阪市議からの質問の場で新たな事実を明らかにしました。 (丸山順也局長)「委託業者の担当者に対しまして日本酒を差し入れた件以外にも、当局職員が会食を行っていたことや、契約での事務等におきましても先月、規定と異なる対応をしていたことも新たに認識したところでございます」 (増山明担当課長)「当時の経営改革課長本人に確認したところ、クジラの処理終了後、クジラの話とは別に時間外に事業会社を訪問したとのこと。その際、飲料やお菓子、おつまみ等自分の分を購入して持参し飲食した」
同じ日、市民団体「見張り番」は住民訴訟をおこしました。監査結果には一定の評価をしているものの、さらなる追及が必要だとしたためです。 (市民団体「見張り番」)「いろいろ調べていった中で情報公開をかけたんですが、真っ黒塗りで出てきた。これにはびっくりしました。こういうのがまだ大阪市の体質の中にあるのかと。堺市に来たクジラは1500万で処理されているのに。市民からも質問を受けるようになりました」 一連の疑惑について、経営改革課長本人は「今は担当部署にいないのでお答えできません」、業者は「担当者は去年退職したので詳細は分かりません」と、ともにABCテレビの取材に応じませんでした。