名スカウトがドラフト採点! 成功した球団はどこか?
超高校級の大物投手を1位で獲得して一見、成功したように見え、実は、中途半端なドラフトに映ったのが、楽天と西武。楽天は済美の安楽智大をクジでとったが、2位も西日本短大高の153キロを投げ、通算25本を打った二刀流の小野郁という高校生。3位は、どちらかと言えば守備の人である中央大の福田将儀外野手で、本来、補強すべき即戦力の投手を2、3位では指名しなかった。 「楽天はどういう狙いがあったのだろう? Bクラスからの浮上を考えるなら即戦力投手に目がいくはずだが1、2位を高校生で固めたのは、来季ではなく、もっと先を見ているのか。西武は、ナベQにそっくりな高橋を1位で単独指名できたのは大きいが、2位の佐野は、評価が別れる投手」 以上が片岡氏のドラフト総括だが、かつての名スカウトは、こう付け加えることを忘れていなかった。「ドラフトは結果がすべて。来年、いや5年後に答えはある。基本的にスカウトの目なんて節穴なんだから」。