大泉洋、主演映画「室町無頼」完成度に手応え「悪政に苦しめられた人たちが革命を起こす。パーッと2時間、スカッとする映画です」
俳優の大泉洋が18日、都内で主演映画「室町無頼」(入江悠監督、来年1月10日IMAX先行上映、同17日公開)のジャパンプレミアに、なにわ男子・長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一らと出席した。 室町時代、日本で初めて武士階級として一揆を起こした蓮田兵衛の物語で入江監督が10年がかりで完成させた自信作。兵衛役の大泉は「荒廃して混沌(こんとん)とした時代に政府の悪政に苦しめられた人たちが革命を起こす。パーッと2時間、スカッとする映画です」とアピール。定員400人のところ、倍率25倍の約1万人から応募があり、当選した幸運な観客に向けて「みんな来年の運も使い果たしているでしょう」とジョークで笑わせた。 ダイナミックな一揆のシーンが見どころで、大泉は「一揆の迫力がすごい。試写で見ましたけど、画面から一揆に飲み込まれそうになる。手に汗握って見ました」。撮影中に膝を7針縫う裂傷を負うハプニングも。「去年の年末ですから、紅白歌合戦の歌唱は膝が痛かった。それが完成した作品では、まさかのカット。『使ってねーじゃねーか』と思いましたよ」とぼやいた。 没落武士の子で棒術の達人・才蔵を演じた長尾は大掛かりな殺陣に挑戦して「完成した作品を見て、我ながら格好良かったなと思いました」。大泉は撮影の合間にグループのライブツアーに参加した長尾を「一揆、ツアー、一揆、ツアーで大変だったよね」とねぎらい、入江監督も「僕がOKと言っても、長尾くんは『もう1回やらせてください』と言っていましたね」と称賛した。
報知新聞社