辛坊治郎氏が再選の斎藤元彦氏に助言「小池さんみたいに自分の会派を育てなさい」
フリーキャスターの辛坊治郎氏が18日、ニッポン放送のラジオ番組「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」に出演し、兵庫県知事選で再選した斎藤元彦前知事にアドバイスを送った。 選挙期間中は先行する前尼崎市長の稲村和美氏を斎藤氏が追いかける展開だった。しかし結果は、稲村氏の97万票に対して、斎藤氏は111万票を集める圧勝だった。辛坊氏は「兵庫県は4期も5期も前の政権が続いたので職員その他、体制に慣れちゃっている。新しいトップが来て、何かやろうとすると猛烈な反発くらっちゃう。そのようなことが背景にあるんじゃないのかなという解説をしていたのは、私だけじゃないのかなと思います」と胸を張った。それを踏まえたうえで「結論から言うと、そういう見方をした兵庫県民が多かったということですかね」と推察した。 再選を果たした斎藤氏だが、兵庫県議会から不信任決議を受け失職しており、県政運営に注目が集まる。辛坊氏は「議会は基本的に斎藤さんに不信任を突き付けたのと同じ議会の構成員ですから」と不安視する。「私がアドバイスをするんだとしたら東京の小池(百合子)さんみたいに自分の会派を育てなさい、と。議会の中で」と助言した。 一方で「(会派を作ると)言っちゃうといきなり議会を敵に回しますから。作るぞという構えだけ見せるとか。再選したけど、状況はそんなに楽観できたもんじゃない。議会と首長の対立構造は変わらない」と語った。
東スポWEB