染谷将太主演「BAUS」鈴木慶一、橋本愛、光石研、とよた真帆ら新キャスト16名解禁
染谷将太が主演を務める「BAUS 映画から船出した映画館」の新キャストが解禁。鈴木慶一、橋本愛、光石研、とよた真帆ら16名の参加が明らかになった。 【画像】染谷将太が映画館の発展を目指す「BAUS 映画から船出した映画館」場面写真 2014年に閉館した吉祥寺バウスシアターを舞台とした本作。1925年に吉祥寺に初の映画館「井の頭会館」が誕生して以降、時代に翻弄されながらも劇場を守り続けた人々の姿が描かれる。2022年3月に死去した青山真治の企画を、甫木元空(Bialystocks)が引き継ぐ形で脚本・監督を担当。染谷が青森県から上京し井の頭会館に勤めることになるサネオ、峯田和伸(銀杏BOYZ)がサネオの兄で活弁士のハジメ、夏帆がサネオの妻となるハマを演じた。 鈴木は吉祥寺バウスシアターの創設者である本田拓夫をモデルにしたタクオ役、橋本は早くしてこの世を去ったタクオの娘・ハナエ役で出演。光石はサネオやハジメが通うおでん屋台の大将役、とよたはハマの母で井の頭会館を一緒に切り盛りするタネ役に選ばれた。そのほか渋谷そらじ、伊藤かれん、斉藤陽一郎、川瀬陽太、井手健介、吉岡睦雄、奥野瑛太、黒田大輔、テイ龍進、新井美羽、金田静奈、松田弘子も脇を固めている。 鈴木は「素晴らしい作品と監督とそのチームに出会いました。多分、私の最長出演時間の一二を競う映画『BAUS 映画から船出した映画館』100年近く劇場にかかわる家族の歴史の映像に参加できてとても嬉しいです」とコメントし、橋本は「若くして亡くなってしまった一人の女性、その魂は、幻ではないと思いました。今もあなたに語りかけ、今もあなたと旅をし、あなたと同じ夢を見る。映画も、映画館も、肉体こそ失われたとしても」とつづった。光石、とよたのメッセージを後掲している。 「BAUS 映画から船出した映画館」は、青山の命日である3月21日より東京・テアトル新宿ほか全国で公開。大友良英が音楽を手がけた。 ■ 鈴木慶一 コメント 素晴らしい作品と監督とそのチームに出会いました。 多分、私の最長出演時間の一二を競う映画「BAUS 映画から船出した映画館」 100年近く劇場にかかわる家族の歴史の映像に参加できてとても嬉しいです。 実際に出演したり、観に行ったりしたシアターの物語、さらに私の個人史を語らせていただくなら、 父親が戦後すぐ、井の頭公園付近での劇団の公演を観て「入らせてください」と飛び込んだことや、 母親はムサシノ市で生まれ、吉祥寺で映画ばかり観ていたことを撮影中思い出していました。 この映画の中には通りすがりの両親がいる、そんな気持ちでした。 甫木元監督他、スタッフの若さと偉大さに(菊池信之さんのお達者も含めて)ほれぼれしたのです。 青山真治監督はバーで一度お会いしましたが、お話し出来なかった。しておきたかったな。 そして本田拓夫さんに感謝いたします。 この映画のピースの一片 鈴木慶一 moonriders ■ 橋本愛 コメント 若くして亡くなってしまった一人の女性、その魂は、幻ではないと思いました。 今もあなたに語りかけ、今もあなたと旅をし、あなたと同じ夢を見る。 映画も、映画館も、肉体こそ失われたとしても。 ■ 光石研 コメント 逝去した青山真治監督が撮る予定だった本作を、教え子で愛弟子の甫木元さんが監督した。 そんな「重い継承」。 現場はさぞかし混乱し、右往左往していると思いきや、監督を中心に若きスタッフ達は、軽やかに楽しく進んでいた。 青山映画を回想しつつ、甫木元フレイバーを纏い、天翔る映画になっていた。 ふと、青山監督のデビューと甫木元監督が重なった。 ■ とよた真帆 コメント “映画を中心に生きる人”の数々の人生。アーティストでもあるホキモトソラ監督のリズミカルな表現で長い年月を一緒に駆け抜けられた。どんな人の人生も振り返れば愛おしい一本の映画みたいだと思う。 ©本田プロモーションBAUS/boid