写真集クラファンで1千4百万円、“日本一美しいドラマー”大野真依「グラビアで世界が広がった」
ファンの方が求めることを形にしていくことがうれしい
──今年4月には『ビッグコミックスピリッツ』で表紙を飾りました。全国のコンビニ・書店に自分の表紙が並び、しかもデジタル写真集も1位を獲得と勢いは拡大し続けています。 大野 ありがたいなと思います。何が響いているのかわからないからこそ、常に「次どうしようかな?」とスタッフさんやファンの方の意見を素直に聞けるので、このまま進んでいけたらいいなと思います。作戦を立て始めた途端、「思っていたものと違う!」と言われ、離れてしまう気もするんですよね(笑)。 ──次の写真集『Mai Dreaming』も目標設定額の300万を大幅に超える1238万円(412%)を達成。しかも昨年の2冊同時発売写真集に向けたクラファンも1400万円と前回以上の結果を出しました。 大野 やっぱり最初の写真集って特別だから多くの方に力添えいただけたんだろうなと思っていたので、二作目、三作目と続けてもたくさんのご支援をいただけたのは驚きしかありません。この先も、私のグラビアを求めていただける限りは、頑張り続けたいですね。 ──ファンの声と想いこそが原動力だと。 大野 私、ファンの方によく「自分から辞めることはないよ。皆さんが求める限り私は頑張るよ」って言っているんです。きみとバンドもグラビアも、そのほかの事でも、私はファンの方が求めることを形にしていくことが、一番うれしいし達成感を感じるんです。 ファンの方が望むもの、見たいものをやって、その中で大きくなりたい。ファンの方の夢が私の夢にもなっていくんです。願うなら私の夢がファンの方たちにとっての夢にもなってほしい。一緒に夢がつながっていったら、とてもステキだなことだなって思います。 ──きみとバンドには武道館ワンマンという夢がありますが、大野さん個人として辿り着きたい夢ってあるんですか? 大野 今は……正直ありません。「有名になりたい」という漠然としたものはありますが、それが叶うことが私の幸せになるかはわかりません。仮にものすごく有名になる一方でファンの方と触れ合う機会がなくなれば、それは良いこととは言えないな?って。 ──大野さんのマインドはずっと、ファンに向けて配信を丹念に続けていた頃と何一つ変わらないんですね。 大野 はい。中身は何一つ変わらず、応援してくれる方と一緒に頑張っていくとが、私がこの世界で生きていく一番の理由なんです。それはこの先もずっと変わることはありません! (取材・文/田口俊輔)
田口 俊輔