小林製薬の紅麹製品で55人に体調不良の訴え 台湾で7億6000万円余りの損賠求める訴訟
台湾の消費者団体は、小林製薬の紅麹原料を使った製品を摂取した55人に体調不良の訴えがあったとして、現地のグループ会社などに7億6000万円あまりの損害賠償を求める訴訟を起こしました。 台湾メディアによりますと、台湾の消費者団体は小林製薬の紅麹原料を使った製品を摂取し、体調不良を訴えた人の集団訴訟を起こしました。 訴訟に参加するのは55人で、台湾にある小林製薬のグループ会社や輸入業者など6社に対し、7億6000万円あまり(約1億7000万台湾ドル)の損害賠償を求めるということです。 55人はともに腎機能の低下を訴えていて、団体の弁護士は、「小林製薬側が事態に対応し、消費者と向き合うことを望んでいる」としています。製品をめぐっては、台湾の衛生当局に体調の変化を感じた人からの通報が、7月末までに68件寄せられています。