カラバオ決勝で「9セーブ」 ビッグセーブ連発の守護神ケレハーこそがタイトル獲得の立役者だ
カップ戦ではずっと守護神だ
カラバオカップ決勝戦。リヴァプールとチェルシーの試合は、延長戦までもつれこむ大激戦となった。延長戦も終わろうかという118分、リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクがコーナーキックを頭で合わせ、劇的な決勝点を挙げたことで試合は決着している。 キャプテンの魂の一発がタイトルをもたらした格好となったが、もう1人陰の立役者がいる。GKクイヴィン・ケレハーだ。 21分の近距離からのコール・パーマーのシュートなど、ケレハーはこの試合で決定的と思われたチェルシーのシュートを何度も止めており、セーブ数は「9」を記録。後半終了間際にも、ゴール前でたたみかけるチェルシーの攻撃に冷静に対応していた。『Liverpool ECHO』は、「素晴らしいセーブでパーマーを至近距離から阻止し、ワイドからのチェルシーの脅威に自信をもって対処した。さらに素晴らしいストップでギャラガーの後半の得点も阻止し、驚くべき連続でロンドン勢を撃退した」と評点「9」を与えて絶賛している。 カップ戦では、初戦からこのケレハーがゴールマウスを守り続けている。そんなケレハーにとってもご褒美のようなタイトル獲得だったに違いない。現在は正守護神アリソン・ベッカーの離脱でリーグ戦もゴールを守っているケレハーだが、この安定したパフォーマンスを続けられるならアリソン不在の穴も気にならないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部