大谷翔平が目の当たりにした最強軍団ドジャースの強さの秘密
◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6―7ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) 【写真】真美子さん、美貌が加速!「ミセスMVPトリオ」ショットが素敵 ドジャースは直近12年で11度の地区優勝、12年連続のポストシーズン進出で、4年ぶりに頂点に立った。近年では紛れもない最強軍団だ。 大谷は強さの理由を「自分の仕事をプロフェッショナルにこなしていく選手が集まっている」と明かす。個々が自立して調整、練習をしていくが、ポストシーズン(PS)前には全選手がそろって相手チームの試合を見ながら食事会を開催。PS中も夕食会を実施して結束を高めた。大谷が「(新たに)入ってきた選手、代わりに出た選手がカバーする試合が多かった」と話したように、補強は的確で、マイナーから昇格する若手も力を発揮した。 チームを陰ながら支えていたのはチームに帯同するウォーカーメンタルコーチだ。毎日深夜1時までは選手が連絡を取ることができるルールがあるが、スター選手から若手までさまざまな相談を受けて助言を送る。「プロセスを立て、日々やり続けることが成功するための方法。全球団が『WSで優勝』と目標に設定するが、優勝するのは1チームだけ。目標に突き進めば成功するというのは違う」と説く。日々全力を尽くして積み重ねるのが、ドジャースのメンタリティーだ。 大谷も屋外でのフリー打撃を開幕後は一度も行わないなど、ルーチンを確立。先を見すぎない地道な取り組みを続けてきた。ロバーツ監督も乾杯のあいさつでは「自分たち、家族のために犠牲を払って献身してくれた。野球はチームメートとの思い出だ。この思い出は永遠に残る」と感謝した。一人一人が与えられた仕事をこなし続けた結果の先にあったのが、頂点だった。
報知新聞社