広島・ドラ4渡辺 夢はでっかく三冠王「練習するのは好き」猛練習心待ち 目標3割30本100打点
広島は17日、広島市内のホテルで新入団選手発表会見を行い、新人8選手がプロとしての第一歩を踏み出した。大物感漂う独特な雰囲気で、鯉党のハートをわしづかみにした。広島のドラフト4位・渡辺悠斗内野手(22)=富士大=は「緊張しました」と入団会見を振り返るも、ルーキーの中でひときわ大きな夢を口にした。 【写真】入団発表のど真ん中で 新井監督が若すぎるwww 「3割30本100打点が目標。自分は打撃を売りにしているので、三冠王を取りたい」 マイクを握ると会場は“渡辺ワールド”に引き込まれた。話せばなぜかざわめきと笑いが引き起こる。それでも本人は「それで緊張がほぐれた感じもあったのでよかったです」とほっとした笑みを浮かべた。 武器は豪快な打撃だ。大学3年秋には首位打者、4年春には最多本塁打と最多打点をマーク。目標に掲げた100打点はチームでは16年に新井監督が達成して以来、生まれていない。「チームの勝利に貢献できるように」と勝負強さを存分に発揮し勝利に導いていく。 けが知らずの強靱(きょうじん)な体もカープ向きだ。高校、大学の計7年間で一度も離脱はなく、秋季キャンプの練習量増も予習済み。「練習するのは好き。まだまだ実力が足りないので練習を多くできる環境に入れたのが一番大きいポイントだった」と猛練習を心待ちにした。 「打撃のことは聞ける人に聞きながらいろんなことを吸収したい」と渡辺。無限の可能性を秘めた長距離砲候補。長く愛される選手になる。 ◇渡辺 悠斗(わたなべ・ゆうと)2002年7月7日生まれ。22歳。東京都出身。181センチ、98キロ。右投げ右打ち。捕手、内野手。福生三小で野球を始め、中学時代は福生シニアでプレー。堀越では1年秋からベンチ入り。富士大進学後は1年秋からリーグ戦に出場。3年秋には捕手で、4年春には一塁手でベストナインを獲得した。50メートル走6秒6。遠投120メートル。趣味はサウナと睡眠。好きな俳優は堀田真由。好きなアーティストは、あいみょん。