腰の故障もあったが、プロの高評価は変わらず。実に４球団が１位指名で競合した。写真：THE DIGEST写真部

　10月24日に行われたドラフト会議で中日が金丸夢斗（関西大）を１位指名し、４球団の競合を制して交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。 【表】2024ドラフト候補ランキング最終版１～50位一覧 【名前】金丸夢斗（かねまる・ゆめと） 【生年月日】2003年２月1日（21歳） 【出身地】兵庫県 【身長／体重】177cm／77kg 【守備位置】投手 【投打】左投左打 【経歴】神港橘高→関西大 　力と技を兼ね備えた大学球界最強左腕。最速154キロのストレートに加えてスプリット、スライダー、チェンジアップ、カーブとすべての球種が一級品で、コントロールも上々。今年３月には侍ジャパンのトップチームに招集され、欧州代表戦で好投を披露した。 　今春のリーグ戦で腰を痛め、秋はリリーフ登板のみだったものの、15イニングで１点も許さず。連続無失点イニングを72にまで延ばした。 　昨年のドラフトで３球団が競合し、プロ１年目から10勝、防御率2.17の好成績を残した武内夏暉（西武）より上との評価も少なくない。腰の状態が万全に戻れば、「10年、20年に一人の逸材」と言われる宗山塁（明治大）と並んで１年目から主力級の活躍が期待される。 構成●SLUGGER編集部