ドジャースFAのT・ヘルナンデス、予想外の交渉長期化…残留しなければ、鈴木誠也のドジャース移籍が現実味?
ドジャースからFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手の移籍先がまだ決まっていない。「残留が最優先」「1000%、戻りたい」。本人はポストシーズン中にそう語っていた。ドジャース側も再契約を望み、ロバーツ監督も「テオが戻ってこないなんて、考えられない」と話したが、クリスマス前の決着とはならなかった。 今季、キャリアハイの33本塁打、キャリア2番目の99打点。ポストシーズンでも勝負強さを発揮した右打者のFA市場の人気は高い。外野手の強打者が欲しい古巣のブルージェイズ、レッドソックスは、T・ヘルナンデスに興味を抱いているとされる。 時間がかかっているのは、ドジャース側がT・ヘルナンデス側が求めている契約年数や金額とのズレがあるのも一つの要因だろう。ドジャース側の「後払い金」を巡って、両者に溝があるという話も出ている。 交渉が難航している間に、ドジャースが違う選択肢も検討しているようだ。26日、ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマン記者は自身の記事の中で「ドジャースはもう1人大型打者を求めている。T・ヘルナンデスに加え、アンソニー・サンタンダー、鈴木誠也のトレードを考えている」と報じた。 先日も、米スポーツ専門サイト「ジアスレチック」のケン・ローゼンタール記者が、ドジャースと鈴木のトレード話を報じたばかり。鈴木は契約にトレード拒否条項が盛り込まれている。一方で、来季、カブスは指名打者での起用を想定しているようだが、鈴木はそれを望んでいない。 ドジャースがT・ヘルナンデスとの交渉がまとまらなければ、一気に現実味を帯びる可能性はある。
中日スポーツ