遠藤憲一、入れ替わりで四苦八苦 大橋和也がハグで癒す【「民王R」制作発表記者会見】
テレビ朝日系で10月22日からスタートする「民王R」(毎週火曜午後9時 ※初回拡大スペシャル)の制作発表記者会見が10月18日に行われ、主演の遠藤憲一をはじめ、大橋和也、あの、山時聡真、山内圭哉、金田明夫が登壇した。 【フォトギャラリー】「民王R」豪華キャストが会見に登場 遠藤と菅田将暉が主演した「民王」(2015)は、「半沢直樹」シリーズの作家・池井戸潤氏による同名小説をドラマ化し、現職総理大臣とおバカな息子の心と身体が入れ替わるという前代未聞の大珍事を、時にシニカルに、時にハートフルに描き、人気を博した。 9年ぶりにリニューアルした本作では、再び総理大臣の座に就くことになった武藤泰山(遠藤)が、またしても入れ替わりの事態に見舞われる。今度の入れ替わり対象は全国民。毎話、総理大臣が国民の誰かとランダムに入れ替わってしまう。 記者会見が行われたのは、ドラマ本編に登場する、とある対策本部。実は国会議事堂前駅の地下4階に存在しているという設定のこの場所が、本編ではどのように登場するのか。 会見冒頭では、前日に訃報が伝えられた西田敏行さんを遠藤が追悼した。 「『ドクターX』でご一緒していたとき、私は西田さん演じる蛭間の部下である海老名を演じていました。能なしの海老名を西田さんがアドリブでイジり倒してくれて、それで僕自身も知らなかった自分のコメディ部分をたくさん引き出してもらったんです。それを経て、この『民王』のようなコメディ作品で面白い役をいただけるような役者に成長させていただきました。西田さん、この場をお借りして本当に感謝申し上げます」 改めて会見がスタートすると、キャスト陣から口々に撮影現場での様子が。「金田さんは役が抜けてもずーっとにぎやか! 山内くんはいつも面白いネタを持ってる。2人とも9年前からちっとも変わってない」と遠藤が明かすと、山内は「なんか面白いことないの?っていう小学生みたいなムチャブリをしてくるんですよ(笑)」と、前作から続投の3人の絆の強さを見せる。 今作から新たに「民王」の世界に加わった大橋らも現場の楽しさをアピール。「クランクインのときはめちゃめちゃ緊張していた。でも皆さんがすごく喋りかけてくれて、不安を取り除いてくれた。今は現場に来るのが楽しくて、常に皆さんに会いたいです」と大橋が語ると、あのも「現場はホコリとか蜘蛛の巣とかがある環境なんですけど、皆さんのおかげで気分良くいられる。好きなことを思い切ってやっていいよ、ってエンケンさんにも言ってもらえてうれしい」とすっかり馴染んでいる様子。あのが演じる優佳の毒舌キャラには「よく言った!」と思っているそうで、「僕もどいつもこいつもくそったれ!と思って生きているので、共感できます」と明かし、会場を沸かせた。 山時も「本当に現場に来るのが楽しい。まだ10代なんですけど、思いっきりやらせていただけていて、ありがたいです」と感謝を述べ、チームワークの良さをのぞかせた。 入れ替わり対象が全国民ということで、何人もの相手と入れ替わってしまうことになる武藤泰山。演じる遠藤は「聞いたときは楽しそう、と思ったけど思うのとやるのとは大違い! 四苦八苦しながら、いっぱいいっぱいでやっています!」と苦労を語り、「相手の特徴を掴むだけでもダメ。毎場面、現場のみんなの声を聞き、成長しながらやっています」と明かす。 そんな遠藤の奮闘を間近で見ている大橋は、「1日に別の話を撮ることもあるので、そのたびに違う人になっている遠藤さんを見ると、すごいなって感動します」と尊敬のまなざし。金田も「この顔(ワニ顔)なのに、不思議とその入れ替わってる相手に見えてくるんですよ」と、遠藤の演技の幅に脱帽している様子だった。 日々の過酷な撮影で疲れを見せる遠藤を、大橋はハグなどで励ましているそう。その流れからみんなで円陣を組もうとした際には、あのから「円陣はイヤ」と拒否されたことを遠藤が告白し、爆笑を誘った。 会見では登壇したキャスト陣によるフリップトークも。「自分が総理大臣になったら何をしたい?」という質問には、個性あふれる回答が続々。大橋は「国民全員に自己紹介ギャグをもたせる」という大橋らしい回答。「プリン食べすぎてお尻プリンプリンで結構覚えてもらえるので、皆さんも!」と勧め、「僕何個も持ちネタあるので、よかったらあげます!」と宣言するも、山内からすかさず「いらん!」と返されていた。 「この中で入れ替わるとしたら誰がいい?」という質問では、大橋が大人気に。「なんの迷いもなくお尻プリンプリンとか言ってみたい」と山内が理由を語ると、山時は「皆さんに愛されてるアイドルの大橋くん、うらやましかった」、あのも「車の運転上手、料理も上手、金田さんがずっと喋っているのをずっと楽しく聞いていたり、カメラ回ってないときにエンケンさんのお尻をマッサージしてあげていたり、コミュニケーション能力が高いし、懐に入るのが上手」と絶賛。金田も「アイドルですもん! 歌うまい、ダンスうまい、トークもできる。僕が大橋くんの歳のころはバイト3つ掛け持ちですよ」と大橋の天真爛漫なキャラクターを愛おしそうに見つめていた。 会見ラストには、遠藤が「『民王R』の見どころは入れ替わりだけではありません! ここにいるメンバーだけでなく、第1話でも続々新しいキャラが出てきます。こんなに楽しいドラマは他にはないので、ツッコミ入れながら、楽しく大笑いしながら見ていただけたらうれしいです」と熱く呼びかけていた。