【新潟記念】ダービーから異例のローテ 圧倒的人気のブラストワンピースが大竹調教師の見立てを証明/2018年
[GⅢ新潟記念=2024年9月1日(日曜)3歳上、新潟競馬場・芝外2000メートル] 今週末、新潟競馬場ではGⅢ新潟記念(芝外2000メートル)が行われる。 6年前の2018年、このハンデ戦を前にして「十分通用すると思うのに、これまでここを使う3歳馬があまりいなかったのが不思議ですね」と語ったのは美浦で開業する大竹正博調教師。この年、3歳のブラストワンピースを同レースに送り込んでいた。 同馬は前年の17年、2歳で新馬戦を勝利。年が明け3歳になると、ゆりかもめ賞、GⅢ毎日杯とデビューから3連勝。その後、ぶっつけで挑んだGⅠ日本ダービーこそ5着に敗れたが、直線スムーズに運べていればさらに上を目指せたのでは?と思わせる走りを披露した。 こうして臨んだのが新潟記念だった。ここまで4戦3勝で54キロのハンデとなったこの3歳馬を、ファンも1番人気(1・8倍)の支持で迎えた。すると、上がり3ハロン最速の33秒5で差し切り。大竹師の計算通り、「3歳馬で十分通用する」ところを見せると、同年暮れには有馬記念を優勝し、GⅠ初制覇。さらに翌19年にはフランスのGⅠ凱旋門賞に挑戦(結果は12頭立て11着)するまで出世をした。 昨年も3歳のノッキングポイントが優勝したこのレースだが、今年は3歳の牝馬ライトバック(52キロ=茶木)が出走をする予定。果たしてどんな結果が待っているのか、注目したい。(平松さとし)
東スポ競馬編集部