チャニング・テイタムとジェナ・ディーワン元夫妻、金銭を巡る裁判が泥沼化 『マジック・マイク』の利益を求めて対立
2018年10月に破局したチャニング・テイタムとジェナ・ディーワン。財産分与や現在11歳になっている長女エヴァリーの親権に関する調停は行わず、2019年に離婚が成立した。ところが円満に別れたはずの2人が今になって熾烈なバトルを繰り広げている。
きっかけは今年4月にジェナがチャニングの代表作『マジック・マイク』シリーズから生じる利益を求めて訴訟を起こしたこと。シリーズ第1作目は2人が結婚している間に作られた。ジェナはこの作品を「夫婦という共同体の努力と資金で作り上げたもの」だとし、シリーズで稼いだ分は共同財産だから自分にも与えるべきだと言っている。一方チャニングは「ジェナと別居後、自分がこのシリーズを発展させた。だから彼だけの財産だ」と言っている。またジェナは「チャニングは仲間たちと結託して、シリーズからの収入を隠している」と言っているがチャニングは真っ向から否定。つまり『マジック・マイク』の稼ぎを巡って全面的に対立している。
この裁判が泥沼化している。チャニング側が法廷に提出した文書によると、ジェナはチャニングの弁護団の解任を要求している。チャニングは自分の事業体を売却するとき今回と同じ弁護士を使っているが、それが「利益相反に当たる」というのがジェナの言い分。チャニング側はこの解任要求を「裁判を長引かせるための遅延戦術」だと非難している。「弁護団は訴訟を起こさずにこの問題をすべて解決しようと、徹底的に努力をしてきた。数えきれないほどの和解案を出し、何度も調停に出席した」と主張。自分の弁護団は解決に向けて積極的に取り組んできたこと、それを阻んだのはジェナ側だとアピールしている。
一方ジェナ側の弁護団はチャニング側が重要な書類の公開を拒んでいると主張。「チャニングは、ジェナに受け取る権利のある『マジック・マイク』の取引に関する重要な書類を開示していない。それによって手続きを引き伸ばそうとしている」と裁判書類で訴えている。「チャニングは裁判を引き延ばすためにありとあらゆる手を使っている。彼はジェナから共同財産の公平かつ平等な分け前を奪っている」と非難。彼はこれまでもジェナの利益を奪ってきたと主張し、「裁判が長引くほどジェナの不利益は大きくなる」と言っている。
長女の養育権を共同で持ち、協力して子育てしてきたチャニングとジェナ。チャニングはゾーイ・クラヴィッツと交際、昨年秋には婚約報道も流れた。一方のジェナはスティーブ・カジーと婚約、すでに子ども2人をもうけている。それでも腐れ縁のようにバトルを繰り広げているのは、金の切れ目がないから縁の切れ目もないということか。2人がこの泥沼をどう脱するのか、続報に注目が集まっている。