鳥取県「松葉がに」最高級ブランド「五輝星」はどこに…鳥取港での初水揚げではゼロ 境港では20枚水揚げ 「大きさ・重さ・形状・色合い・身入り」5つの基準を満たす
日本海の冬の味覚の王様・松葉がにが7日、鳥取県内の各漁港で初水揚げされ、さっそく競りが行われました。なかでも、大きさや重さ、身入りなど5つの基準を満たしたカニは、「五輝星」と呼ばれる鳥取県の最高級ブランドです。 果たして、「五輝星」は水揚げされたのでしょうか? 【写真を見る】鳥取県「松葉がに」最高級ブランド「五輝星」はどこに…鳥取港での初水揚げではゼロ 境港では20枚水揚げ 「大きさ・重さ・形状・色合い・身入り」5つの基準を満たす 安松裕一 記者 「午前5時の鳥取港です。漁船から次々と松葉がにが水揚げされていきます」 6日解禁となった今シーズンの日本海のズワイガニ漁。 7日は鳥取県内の各漁港から出漁していた漁船が帰港し、このうち鳥取市の鳥取港では初漁を終えた4隻がとってきたばかりのカニを次々と水揚げしていきました。 第二永福丸 網師野和敬 船長 「自信と誇りを持ってとってきたので、とにかく自分で食べておいしいと思うカニだから、人にも食べてもらいたいと思う」 山陰地方では、ズワイガニのオスは「松葉がに」と呼ばれ、中でも、大きさや重さ、身入りなど5つの基準を満たすのが鳥取県の最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」。 鳥取港では基準を満たすカニはいませんでしたがほかの漁港では水揚げがあったということです。 そして午前8時、鐘の合図とともに初競りが始まりました。 競り人の威勢のいい声が響きわたり仲買人が次々と競り落としていきます。 鳥取港では、最も高い価格で150万円の値がつきました。 鳥取県漁業協同組合 船本源司副組合長理事 「五輝星がなかったのが非常に残念。皆さん一口食べて頂くと、鳥取のカニは非常に甘いと評価をプロからもされているので、ぜひ試して頂けたらと思う」 薄い朱色のカニで埋め尽くされ活気に満ちた漁港。 松葉がに漁は来年3月20日まで、メスの「親がに」は12月末まで行われる予定です。 一方、松葉がにの最高級ブランド「五輝星」、境港市の魚市場で見つけることができました。 澤田祥太 「こちらにいました五輝星!鳥取が世界に誇る松葉がにです」 いました!これが五輝星です! 鳥取港では今日の水揚げはありませんでしたが、岩美町の網代港で3枚、境港ではなんと20枚も揚がりました。
市内のこちらの店では6枚の五輝星を仕入れ、1枚7万5000円ほどで販売。 午前中のうちに4枚が売れたということです。
山陰放送