「学校は活性化の要」 奈良市立鼓阪小学校の統廃合で新団体発足
これに呼応するように参加者からは、天理市が打ち出した「地域連携型小規模校」の取り組みや、今回香芝市長選で学校の統廃合が焦点になるなど再編統合ありきではないこと、「観光地」でもある鼓阪ならではの活性化の期待、上級生が積極的・自発的に下級生の世話をする小規模校ならではの「子どもたち同士の密な関係」など発言。一方、「市は説明会を開いてもこちらの話は聞いてくれない」「本当に統廃合の流れを止められるのか」など不安も寄せられた。 集会には市議会から森田一成(自民党)、宮池明(公明党)、北村拓哉(共産党)、佐野和則(日本維新の会)、鍵田美智子(新世の会)、下村千恵(無所属)の6氏が出席。プラン実現には体制作りなど課題は多いが「熱量を肌で感じた」「市は何かにつけ『決定だ』という姿勢で住民の声を聞かない。議会でもできることをしたい」「運動が党派を超えて広がっている。活性化には地域の創意工夫が必要。行政が押し付けるものでない」「市の進め方がおかしい。地域の分断にならないよう、まとまった動きが必要」などの意見が聞かれた。