“3日前”から気象情報、ハザードマップ、備蓄の確認を…「台風」が接近したときに心がけるべきことは?
手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。8月17日(土)の放送では、“台風が接近する3日前にしておくべきこと”について取り上げました。
7月から10月にかけて、台風の発生、接近、上陸が多くなります。そのうち8月は、1年のなかで台風の発生数が最も多いと言われています。そこで今回は、台風が最接近する前に備えておきたいことをお伝えいたします。
◆台風接近の3日前に確認すること
まずは気象情報で“台風がいつ頃接近するのか”“いつから雨や風が強まるか”などをこまめに確認しましょう。予報は随時変わるため、最接近する前だけでなく、接近中も欠かさずチェックすることを心がけましょう。 次に、ハザードマップの確認です。お住いの地域や仕事場、学校のある場所、通勤・通学ルートの周辺に河川の洪水や土砂災害のリスクはないか、いざというときに避難する場所がどこにあるのか、などを改めて確認しましょう。 家庭にある備蓄の確認もしておきましょう。災害時に「避難先に持っていく物」「自宅で生活を続けるための物」などを普段から揃えておくことが重要です。備蓄の用意は、台風が最も近づ前日までに済ませておくと安心です。また、近くに風で飛んでしまいそうな物があれば、台風が近づく前に掃除・片づけをしておきましょう。 また、いざというときに家族や大切な人がそばにいるとは限りません。家族で避難先やハザードマップで危険な場所を共有しておくと安心です。
◆台風接近の2日~1日前に確認すること
台風の接近が確実になった、雨が強くなってきた場合は、状況が悪くなる前に避難先を決めることが重要です。避難は“難を避ける”という意味で、避難所に行くことだけが選択肢ではありません。親戚や知人の家のほうが安全であれば、そちらを選択したり、ホテルなども選択肢の1つです。 そして、このタイミングで暴風対策もしておきましょう。外にある物干し竿や自転車を片づけたり、窓ガラスが割れないようにシャッターや雨戸を閉めたり、段ボールで補強しておきましょう。