「Wireshark 4.4.2」「Wireshark 4.2.9」が公開 ~2件の脆弱性に対処
フリーのパケットキャプチャーツール「Wireshark 4.4.2」が、11月20日(協定世界時)に公開された。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。 「Wireshark」は、Windows/Mac/Linuxなどをサポートするクロスプラットフォーム対応のネットワークプロトコルアナライザー。ネットワークに流れるさまざまなパケットを採取し、情報をリアルタイムで表示したり、ログファイルを解析・調査できる。Windows版の対応OSは64bit版のWindows 10/11およびWindows Server 2016/2019/2022で、現在公式サイト「wireshark.org」から無償でダウンロード可能。窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。 「Wireshark 4.4.2」は、今年8月にリリースされた「Wireshark 4.4」のマイナーアップデート。以下の脆弱性修正に加え、さまざまな不具合が修正されている。 ・wnpa-sec-2024-14:FiveCo RAP dissector infinite loop ・wnpa-sec-2024-15:ECMP dissector crash なお、この脆弱性は旧ブランチにも影響する。「Wireshark 4.2」シリーズを使っている場合は「Wireshark 4.2.9」への更新が必要だ。 ソフトウェア情報 「Wireshark」Windows向け開発版・【著作権者】 Gerald Combs and contributors ・【対応OS】 64bit版のWindows 10/11およびWindows Server 2016/2019/2022 ・【ソフト種別】 フリーソフト ・【バージョン】 4.4.2(24/11/20)
窓の杜,樽井 秀人