「リアルもののけ姫」飼い主を独占したい…“狼犬”の甘えん坊な姿に440万回再生「ヤキモチ可愛い」「超かまってちゃん」
狼犬2匹、ジャックラッセル1匹、トイプードル1匹、猫2匹と共に暮らす4姉妹。この日は、狼犬のナオちゃんが「かまって」「私だけを見て」と言わんばかりに、13歳の三女さんに猛アプローチ。あまり人に懐かないと言われる狼犬の甘えん坊な姿に「アピールがすごい」「ヤキモチ可愛い」「超かまってちゃん」などのコメントが寄せられ、440万回再生を超える反響があった。お子さん4人、ペット6匹を育てるお母さんの日常を聞いた。 【動画カット】クンくんにばかり構う娘さんに、嫉妬心むき出しなナオちゃんの姿に「リアルもののけ姫」
■初めは全く懐く気配なく…「一緒に生活は無理とも思いました」 今では“家族の一員”
――「三女を独占したいナオちゃん」という動画に大きな反響がありましたが、普段から、ナオちゃんは特に三女さんがお気に入りなのでしょうか。 三女が遊んでくれることをわかっているので、お気に入りなのだと思います。 ――あまり懐かないと言われている狼犬ですが、ナオちゃん＆クンくんは初めから飼い主さんやお子さん達に懐いていたのでしょうか。 狼犬は、飼い主との信頼関係が出来るまでが大変です。迎え入れたときは、寂しいのか、遠吠えばかりで私が一緒に寝ていました。3ヵ月遅れで迎え入れたクンくんは全く懐く気配もなく、「一緒の生活は無理」とも思いました。まともに触れたのは私で2ヵ月位、夫で 半年位はかかりました。子ども達には不思議と警戒することがなく、自然にいつの間にか懐いていました。 ――普段、お子さんとペットさん達は何をして遊んでいますか。 ボール等で遊んだり、中庭、リビング、外庭がつながっているので、走り回ったりと遊んでいますが、一番は撫でながら話しかけたりが多いです。 ――お子さん達と狼犬さん達はそれぞれどのようなご関係だと思われますか。 狼はパック（家族群）で行動します。同じ家族と認識していると思います。序列をしっかりと見極めていて、その中でもよく遊ぶ人は理解しています。子ども達は幼い時からペットが必ずいる環境で育っているので、同じく家族の一員だと思っています。
■家族以外の人と接触すると、パニック＆脱糞、家具家電の破壊やいたずらにも日々苦闘
――ペットを飼って、お子さんに対してよかったと思うことがあれば教えてください。 動物の表情や仕草から読み取り、会話をすることによって、人間社会でも相手の気持ちを読み取ったり、考えたりができるようになった事が良かったと感じています。 ――大型犬を飼うに当たり、大変なことや気を付けていることがあれば教えてください。 大型犬の大変さは、破壊やいたずら、排泄物等、何かとすることが大きい事です。さらに狼犬は遠吠えはしますが、「ワンワン」吠えません（個体差はあります）。そのため、威嚇が無く、追い詰められた時の行動は、逃げるか即攻撃するかの二択になります。 散歩も、車や人が少ない時間帯22：30以降から出発して、落ち着いて散歩するようにしています。家族以外の人が寄ってきたり、すれ違ったりすると、パニックになり制御するのがやっとで、脱糞をしながら大惨事になります。 あとは、必ず誰かがいる状況にしています。破壊等もありますが、安心感を持ててストレスを感じさせないようにするためです。私と夫は狼犬を迎え入れるにあたり、趣味を捨て、生活環境をがらりと変えました。家族全員でのお出かけはこの3年間は全くなく、誰か一人は必ず一緒にいます。 ――４人の子育てに加えて、６匹の動物のお世話をするのは大変ではないですか。 子育てやペット飼育において、苦労は思い当たりません。全てが良い思い出として変えることができているからだと思います。 ――これまで、特に印象に残っているエピソードがあれば教えていただけますか。 最初の1年は、ほとんどホームセンター通いでした。特に新居引越後3ヵ月頃に迎え入れたので、家の中は勿論、家具家電と全てが新しい環境でした。しかし、ソファー、リビングテーブル、椅子、テレビ等、リビングにあるもの全てが遊び道具でいたずらに対抗するために色々考えては試し、失敗してはやり直しの日々でした。更にその3ヵ月後にクンくんを迎え入れたので、最後はリビングにはテレビ、テレビ台、食卓テーブル以外は全て別部屋に移動して、寂しいリビングになってしまいました（笑）。 ――子育ておよびペット飼育をしていて驚いたこと、感動したことがあれば教えてください。 子育てもペット飼育にて驚いたことや感動したことは非常に難しい質問です。その時の私自身の体調や精神状態によって感じ方や気付くことが日々違うからです。当然ながら順番も付けられないですし、人も動物も同じようにヤキモチはありますので、子どもが10人いる感覚です。同じく成長を感じられた時が1番の感動であり、成長を感じた時が驚きでもあります。
