アクアラインは昼1600円・夜400円に、下りにも変動制導入…分散効果薄れて料金「幅」拡大
また、木更津ジャンクション(JCT、木更津市)―川崎浮島JCT(川崎市)間の最大所要時間も、1年目は最大38分だったが、2年目は43分となり、渋滞緩和の効果が鈍化した。
下り線では午前5~7時に交通が集中している。このため、料金を1000円に値上げし、利用者に移動時間の見直しを促す。
来年4月から実施の方向
県などはロードプライシングを引き続き「社会実験」と位置づけ、来年4月から26年3月末の期間に新料金で実施する方向だ。正式決定に向け、関係機関との調整を進める。
県は正式決定後、アクアラインの利用者が多いゴルフ客らに周知するため、県内のゴルフ場約80か所にポスターを掲出したり、インターネット上に広告を出したりする。また、実験の評価項目に新たな指標を加えるなどし、分析するデータを増やすことで、より詳細に利用者の行動変化を把握したい考えだ。