自民・茂木派議員が首相退陣要求 「組織のトップがけじめを」
自民党茂木派の笹川博義元環境副大臣は7日、前橋市で開かれた党群馬県連大会で、派閥裏金事件対応を巡る政権の責任に触れ、岸田文雄首相に事実上の退陣を求めた。「残念ながら、組織のトップにけじめをつけてもらわなければ困る」と述べた。党内では菅義偉前首相や中堅・若手から退陣要求が相次いでいる。 笹川氏は当選4回。首相の政権運営を念頭に「さまざまな政策を展開して汗をかいたのは事実だが、正しく評価してもらうには、けじめをつけなければならない」と強調。そうしない限り「党再生の第一歩にはならない」と訴えた。 既に議員を引退した父、笹川尭元自民総務会長も登壇し「両院議員総会で罷免すればいい」と語った。