広瀬すず、サスペンスドラマ初主演 俳優キャリア12年目で新境地「犯人誰?と、気になるばかり」
俳優の広瀬すずが主演、松山ケンイチが共演する、TBS系金曜ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』が来年1月に放送されることが決定した。23年の火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』以来、約2年ぶり2度目となるTBSドラマ主演を飾る広瀬は、本作のような本格サスペンスドラマで主演を務めるのは、俳優キャリア12年目にして初挑戦となる。 【写真】過去のTBSドラマで…広瀬すず号泣、永瀬廉とのハグシーン 本作は、浅見理都の同名漫画を原作に、クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が…。事件の真相に迫るとき、現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していく。 タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」はインド哲学の一節。本作においては“たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない”という意味を持つ、物語に通底する重要な言葉である。この言葉が劇中どのような場面で登場し、どのような役割を果たしていくのかにもご注目いただきたい。脚本を務めるのは、日曜劇場『半沢直樹』(20年)やNetflix『サンクチュアリ -聖域-』(23年)など、注目作を数多く手掛ける金沢知樹。 広瀬が演じる主人公・山下心麦(やました・こむぎ)は、早くに母を亡くして以来、元警察官の父と2人きりで慎ましく生きてきた大学生。どんな時も自分を信じてくれた心優しい父と、2人で屋台のラーメンを食べることにささやかな幸せを感じている純真な性格の持ち主。そんな心麦に訪れた父との突然の別れ。犯人として早々に逮捕された人物は、父が22年前に一家惨殺事件の犯人として逮捕した人物の一人息子だった。しかし、父が心麦に最後に遺した手紙に記されていたのは、犯人に関する予想だにしないある言葉で…。愛する父はなぜ殺されてしまったのか。徐々に明かされていく知らない事実に苦悩しながら、それでもなお、父を信じて突き進んでいく心麦が、最後にたどり着く衝撃の真実とは? 主人公・心麦とバディを組み、事件の真相を追う弁護士・松風義輝(まつかぜ・よしてる)役には、NHK連続テレビ小説『虎に翼』での堅物な最高裁判所長官役の好演も記憶に新しい松山に決定。TBSドラマへの出演は、23年の金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』以来となる。 「真っ当」に生きることを心がけ、刑事事件の弁護人として日々真摯に事件と向き合っている松風。理屈っぽく余計なひと言が多いくせ者だが、見て見ぬ振りができない世話焼きな一面もある。そんな松風のもとへ「遺された手紙に松風の名前があった」という理由で突然依頼にやってくる心麦。松風は、面識も接点もない心麦の父がなぜ自分の名前を手紙に残したのかと不審に思いながらも、一途に父を信じる心麦を見て、協力することを決意する。