萩の「ブーランジェリー住吉丸」、ご当地カレー開発 大井地区の玉ネギ使用
ご当地カレーを開発した萩のパン屋「ブーランジェリー住吉丸」(萩市今古萩町)が、11月3日に行われる「大井ふるさとまつり」(大井公民館)でレトルトカレーを販売する。(山口宇部経済新聞) 【写真】「萩・大井の玉ねぎカレーパン」とレトルトカレー「萩・大井の玉ねぎカレー」 同店は、日本カレーパン協会が主催する「カレーパングランプリ」で4年連続金賞を受賞。2022年の同グランプリの西日本焼カレーパン部門で最高金賞を受賞した「萩・大井の玉ねぎカレーパン」のルーを使用してレトルトカレーを開発し、「萩・大井の玉ねぎカレー」(650円)として販売する。 カレーに使用する玉ネギは、丸岡弘一社長の妻・貴子さんの地元で生産されている「大井のみがきたまねぎ」。貴子さんは「大井地区は地域の方が子どもたちと一緒になって、活性化のための様々な取り組みを行っている。カレーをきっかけに全国に大井地区を知ってもらえれば」と話す。 丸岡社長は「大井の甘みの強い玉ネギを使ったカレーがご飯に合うことはわかっていた。甘口なので子どもでも食べやすい味になった。ご当地カレーを開発することで大井地区を盛り上げていきたい」と話す。 カレーの開発には大井小中学校の「大井の玉ねぎをPRし隊」も協力し、地域学習の一環として大井の玉ネギの美味しさの理由を調査した。大井小中学校の窪井千代子校長は「子どもたちが学習したことが認めてもらえることで自信につながるのがうれしい」と話す。 同日販売するレトルトカレーには、調査資料も同梱する。同商品は「ブーランジェリー住吉丸」で販売するほか、11月10日の「萩ふるさとまつり」(10時~16時、萩市中央公園、萩市民館)と、11月17日の「明木地区農業文化祭」(9時30分~15時、旭マルチメディアセンター)でも販売する。 「大井ふるさとまつり」の開催時間は10時~14時。
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