【鮎ガール】ほぼ河口で鮎釣り!カモメ飛ぶオーシャンビューの釣り場で〝海産天然〟を狙う!
空にはカモメが飛び、潮の香り漂う…でもここは、鮎釣りをする河川である。今回向かったのは目の前に日本海が広がる釣り場、富山県小川。9月に入ったというのにまだまだ陽差しも強く、夏の気配を色濃く残していた。目の前に広がる青空!石色も良し!コンディション抜群のフィールドに到着早々心が躍る。日本海側の河川は、鮎釣りシーズンもいよいよ終盤戦。逞しく成長した日本海の鮎たちは力強い引きで我々を出迎えてくれた! 【YouTube】高橋祐次&島啓悟&井川弘二郎ほか、鮎釣りテクニックを大公開!
朝は水温低く活性上がらず…丁寧な釣りで野鮎を探っていく
釣りが第一目的なのはもちろんのこと、この日はもう一つ楽しみがあった。初めて一緒に竿を出す友人や、毎年日本海側でお会いする先輩方と一緒に釣りができるのだ。まずは先輩たちにご挨拶。美味しいコーヒーをいただきながら、久しぶりの再会に会話が尽きることなし。いつも笑顔で迎えてくれる先輩たちと過ごす時間は本当に楽しいひととき。 そうこうしていると待ち合わせの友人たちも到着。初めましての方も多かったが、コンディションの良い川を目の前に話していると、あっという間に心が通じあった。こうしてまた、鮎釣り仲間が増えるのは本当に嬉しいことである。さあ皆で今日という日を大いに楽しもうじゃないか! 準備を済ませて、いざ川へ!まだまだ夏の様相を色濃く残すフィールドに対して、全員がライトスタイルで出撃!しかし、足を川に浸けると「ヒヤッ!」と思ったより水温は低い…。私は上流の瀬肩を目指した。小石底で水深は浅く、左岸に向かうにつれて深くなっていくポイントだ。狙うは左岸ヘチの掘れ込み。鮎の姿を目視することはできなかったが、上流で竿を出す先輩たちの竿が曲がるのを確認し、ひと安心。 腰を下ろし、足元からオトリを放つ。鮎たちは上流へ。いい泳ぎだ!しかし、ガツッと反応はあるものの針掛かりしない。しばらくあっち向いてこっち向いてとポイントを探ってみるものの同じ状況が続く。針ケースの針も全て出動してしまった。アユの気配はムンムンだが一瞬針掛かりしたとしても直ぐにバレてしまう。そんな時間が続いた。 9時30分を過ぎた頃だろうか、急に川の様子が変わった。水温も上がり始め、川の中には鮎たちの煌めきがチラホラ見え始めてきた。と、その時だった!「ガツ、ズバババーン!」突然、強烈なアタリを感じる。何とか竿を絞り、キャッチに成功。タモに収まったのは、今季初となる小川鮎。20cm程のシュッとした顔つきの「ザ!天然海産鮎」である。それにしても想像を超える強いアタリであった。海産鮎のパワーは侮れない!待望の1尾目!時間は掛かってしまったが、さあ~ここからだ。 野鮎を放つと一発!手前の流れの中で「ズババーン!」という大きなアタリがあり「これ来た!」と喜んだのも束の間…ここから怒涛の連チャンとはいかなかった。野鮎をオトリに使い始めてから、明らかに掛かりは良くなりそれなりに数は出るものの、ポツリポツリ…足を使い拾い釣りをする時間が続いた。