大坂なおみ、世界45位をストレートで下して2回戦へ

ストレート勝ちで2回戦進出を果たした大坂なおみ（Photo by Getty Images）

女子ツアー「BNLイタリア国際」（イタリア・ローマ／WTA1000）シングルス1回戦が5月8日に行われ、大坂なおみ（フリー／世界ランク173位）はクララ・ビュレル（フランス／同45位）を7-6(2)、6-1で下して、2回戦進出を果たした。 【動画】大坂なおみがストレート勝ちで2回戦進出 マッチハイライト 今年1月にコートに戻ってきた大坂は復帰直後こそ勝ち星に恵まれなかったものの、徐々に試合にも慣れ、グランドスラムに次ぐグレードのWTA1000を3大会戦い、いずれも3回戦以上に進出。 クレーコート・シーズン初戦となったフランス・ルーアンで行われた大会では、女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」に出場直後の強行スケジュールとなり初戦敗退。直近の「ムチュア・マドリード・オープン」（スペイン・マドリード／WTA1000）では初戦を突破したものの、2回戦でリュドミラ・サムソノワ（同17位）にフルセットで惜しくも敗れている。 2019年にベスト8入りしている今大会は3年ぶりの出場。初戦は世界ランク45位のビュレルとの対戦となった。 199km/hのエースで試合をスタートさせた大坂は、着実にポイントを奪って順調にサービスキープ。前回の試合で課題となったドロップショットにも対応し、苦手とするクレーコートの感覚もつかめてきた姿を見せる。 試合中盤、相手のセカンドサーブになると一歩前に詰めてプレッシャーをかける大坂が先にブレーク。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでミスを重ねてブレークバックを許したが、そのままもつれたタイブレークで丁寧なショットでポイントを重ねて最後はサービスエースを決めて7-6(2)でセットを取りきった。 これで勢いづいた大坂は、第2セットでは0-1から3度のブレークに成功し、一気に6ゲームを奪って試合を決めた。 2回戦で大坂は第19シードのマルタ・コスチュク（ウクライナ／同20位）と対戦する。