【大学野球】 ドラフト候補の国学院大・坂口翔颯が今季初登板 「チームの力になれたら」
◆東都大学野球秋季リーグ戦第4週第2日▽中大2―0国学院大(9日・神宮) 頼れるエースがマウンドに戻って来た。右ひじの異常で戦列を離れていた国学院大の最速153キロ右腕・坂口翔颯(かすが)投手(4年=報徳学園)が、2番手で今季初登板。6回からの2イニング打者6人を完璧に封じ込み、ドラフト候補の力を示した。 「(一番いい時に比べれば)70%くらいでも、いま持っている力を駆使して打者と対戦できた」と坂口。6人目の打者を見送り三振に斬った145キロのストレートは、威力十分だった。 国学院大は、この日の敗戦で今季の成績が3勝5敗(勝ち点0)に。波に乗り切れない状況が続いているが、ここから勝利を重ねれば、最大で勝ち点4まで伸ばすことが出来る。坂口は「今まで、すごく迷惑をかけてきた。大事な試合が残っているというのは神様が与えてくれたチャンスだと思っているので、チームの力になれたら」と決意を口にした。
報知新聞社