衆議院選挙佐賀1・2区の自民党支部長、県連「支部の意見聞く」…党本部の岩田和親・古川康氏選任案を留保
自民党佐賀県連は21日、総務会のメンバーと市町村支部長らによる合同会議を佐賀市内で開いた。衆院選佐賀1、2区の各支部長の選任について、県内の市町村支部や職域支部の意見を聞いた上で決めることを了承した。 【写真】自民党佐賀県連会長を辞任する意向を表明していた福岡資麿氏
県連によると、支部長は党本部が決定し、党本部は1区に岩田和親、2区に古川康両衆院議員を選任する案を示した。しかし県連は、「各支部の意見を聞きたい」として党本部の案を留保。この日の会合では、来年1月下旬までに岩田、古川両氏以外にも支部長候補を募ったうえで、早ければ1月末に県連としての支部長候補を選ぶとした。
会合後、報道陣の取材に応じた県連の指山清範幹事長は「(党本部からは)なるべく早くと言われている。鋭意努力したい」と述べた。
また、10月の衆院選で自民党が小選挙区で全敗した結果などを受けて申し出があった、県連会長の福岡資麿参院議員と会長代行の木原奉文県議の辞任が了承された。今後、国会議員ら10人でつくる役員推薦委員会を設置するなどして新会長の選任を進める。そのほか、議員活動の引退を表明した今村雅弘前衆院議員は、県連顧問に就任した。