名古屋での恒例になるか?61歳・八角理事長、今年も締め込み巻いて稽古指導「まわしの切り方とか、口で言っても分からない」
昨年の名古屋場所前に20年ぶりの締め込み姿を披露した61歳の八角理事長(元横綱北勝海)が、今年も締め込みを巻いて稽古を指導している。 5日に名古屋市中川区の稽古場で取材に応じた八角理事長は、「まわしの切り方とか、口で言っても分からない。差してみろと言ってやらせてみると全然違う」。締め込み姿だけでも稽古場がピリッと締まるが、実際に手を取って指導する効果は大きい。 3日には三段目の力士にぶつかり稽古で胸を出したという。「胸の出し方とかね、こうやって気合を入れるとかね」と若い力士たちに身をもって学ばせている。 二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が大の里ら弟子に胸を出していることが話題になっている。部屋をおこしてから数年はまわしを締めて指導していた八角理事長は、「いいことだよね。部屋を持ったばかりなら、そうやってやらないと」。八角理事長は還暦を迎えているが「60歳になってもまだできるというところをね」と汗をぬぐった。 昨年は還暦土俵入り前の体作りで締め込みを巻いたが今年も継続。暑い名古屋の恒例になるかもしれない。
中日スポーツ