新造船、ごう音響かせ海へ 函館どつくで進水式
函館どつく(市弁天町)で12日、新造船の進水式が行われた。大きな船がごう音を立てながら海へと向かう様子を、市民ら約360人が見守った。
進水を迎えたのは春日海運(愛媛県)を船主とする、ポルトガル船籍の載貨重量約4万トンのばら積貨物船。親会社の名村造船所(大阪府)と共同開発したエコシップ「ハイバルク40E」の第13隻目に当たる。引き渡しは来年2月中旬を予定している。 新造船は「BELLE CONFIDENCE(ベルコンフィデンス)」と命名され、シャンパンを船体にぶつけて清めた後、合図を受けストッパーが外され、船が自重により滑るように海へと向かう様子を多くの市民が撮影した。 見学に訪れたはこだて元町認定こども園の勅使川原凛ちゃん(5)は「船がすごく大きくて迫力があった。とてもかっこよかった」と話していた。同社は次の進水式実施について「ホームページで適時紹介するので、確認してほしい」とする。
函館新聞デジタル