40年後に愛媛の人口が4割減!?未来に向け変わる街…今年大きな節目を迎えた「まちづくり」事業
現在129万人いる人口が2060年に78万人に減るという試算を発表した愛媛県。 未来に向けて、愛媛の“まち”はどう変わっていくのか?きょうは今年1年の「まちづくり」を振り返ります。 【動画】未来に向けて変わる”まち”「2023えひめ総決算」まちづくり編<NEWS CH.4>
今年7月。松山の中心部で長年愛されてきた映画館の取り壊しが進んでいました。1989年の開業以来、数々の名作を映し出してきた映写機も、役目を終えました。 県内各地で進む、建物の解体。 神開発 針ヶ谷考志 統括本部長: 「高度成長期に建てられたものが老朽化で。まだまだこれから5年10年20年は、建て替えなどが増えてくる時代になると思う」 ことし、次の時代へ向けた愛媛の街づくりが大きな節目を迎えました。
どうなる県有地?示された新たな方向性
植田記者: 「20年前に県が取得したこちらの土地。ようやく動き始めます」 先月、水族館建設構想が中止となった県民文化会館前の県有地に新たな活用の方向性が示されました。 中村知事: 「国際会議の誘致を含むMICE機能の向上につながる集客・交流施設の整備を軸とした提案を民間事業者に投げかけていくこととした」 G20など、大規模な国際会議に対応した新施設の建設計画です。県は民間から提案を募って地域の活性化や都市機能の向上を図る方針です。
変わるJR松山駅前に外環状道路…大規模工事の進捗状況は
和氣アナ: 「すごい。うわあ、これ奥に見えているのが?」 県中予地方局 鉄道高架課 藤田賢課長: 「奥に見えているのが、あれがホームになる。高架橋本体はもうできていて、高架橋本体に今、レールを敷設する工事をしている」 9月。チャンネル4のカメラが潜入したのは「JR松山駅付近連続立体交差事業」の最前線。来年秋の供用開始を目指す作業が最終段階を迎えていました。 藤田課長: 「まずこっちの1番線2番線側のホームで支柱が2本ほど建っていると思うが、9月に入って、屋根の工事に入っているところ」
2月。松山ICと松山空港とを結ぶ外環状線で、国道に交通規制をかける大規模な工事が行われました。 中武記者: 「間もなく午前0時を迎えます。パズルを埋め込むように、外環状道路と接続されました」 国内最大級のクレーン車で橋桁を吊り上げ、国道56号をまたぐ高架橋が架けられました。周辺には深夜の大工事を一目見ようという大勢の見物人も。 男性: 「いやいや、これは感動ですね」 女性: 「もうきっと見られることは無いので、いい思い出になりました」 物流の効率化と渋滞緩和をめざして、県都・松山が大きく変わっていく様子が見られました。