橋本大輝、内村航平さん以来の全日本4連覇へ「自分が出せる最高を出したい」パリ五輪すでに内定も「甘えは出さず」
体操の個人総合で争う全日本選手権は11日から群馬・高崎市の高崎アリーナで開幕する。10日は有力選手が会場で取材に応じ、すでにパリ五輪代表に内定している橋本大輝(セントラルスポーツ)は、内村航平さん以来の4連覇が懸かる中、「4連覇よりは試合の内容をちょっと今回重視しようと思っている。内容が良ければ結果もついてくると思う。いい演技が2日間できるように準備していく」と意気込んだ。 パリ五輪での団体&個人総合&種目別での金メダル獲得に向け、冬場は大会に出場せず練習に集中。床運動、つり輪、平行棒の構成に磨きをかけてきたと言い、「自分が出せる最高を出したい。パリに内定してるからと言って甘えは出さずに、自分がパリで出したいことを全日本から積み重ねて行きたい」と引き締めた。 春に順大を卒業した橋本にとって、この全日本は新社会人初戦。順大時代は赤色ジャージーだったが、この日はセントラルスポーツの爽やかな青色のジャージーを着て登場。「僕は慣れてるんですけど、みなさんまだ見慣れてない。今日もいろんな人にあいさつに行ったらちょっと首をかしげられた」と笑った。 男子の五輪代表は5人。橋本はすでに内定。残り4人は全日本の得点を持ち点に争う5月のNHK杯(高崎アリーナ)で上位2人を選び、残り2人はチーム貢献度で選出する。
報知新聞社